管理していないから。いや、それだけではなくて、日頃当たる学校での問題が、「理解のための問題」に過ぎないからです。ノイズもないし、莫大な量が絡むこともしません。ミスも許されます。例えば…
例えば足し算を考えてみる
- 教科書や問題集では、短い計算で、問題に間違いが無く、100点でなくても授業・課題は進んでいきます。
- 帳簿をつけようとすると教科書や問題集で見ることのできないような長い計算が出てきて、元データに誤りもありうります。もちろん計算はノーミスが前提です。
「理解のための問題」は、教員が血眼になって贅肉を落とした結果できたもの。分かることを最優先にしているので、他の要素は落ちてしまっています。
(理解させるのは大変な仕事なので教員を責めないであげて下さい。←保身ではない)
結果、管理のことを教えることができていません。
管理のすばらしさを知って欲しいが…
どこかで管理、きっちりやる、という経験を生徒・学生にさせておかないといけないとは思ってはいるので、
- 管理ってのは力を費やす価値がある、
- でも、人や物の規模が小さいと実感できないんだ、
と例を挙げて伝えようとはしていますが、
仕事上の責任+面倒を実感
が無いと、管理の価値を実感できないのかな、と感じています。
責任感は、トラブルを避けることと表裏一体なんですかね。
(学生をトラブルに巻き込むのは無理に近いです…)
余談: 実例
働く前の人にAccess(データベースソフト)を教えるのは骨が折れた…Excelでは大量のデータを管理できないからというのは教えたんだけど、実感がないのね。せっかく説明したのに、学期の最後でなぜExcelではいけないのですかと聞かれるハメに…。