いや、インターネットでの調べ物だけではなくて、調べ物全般に効くのですが
インターネットでの調べ物はスピードが速いので、特に疲れるのです。
なぜ疲れるのか、どうすればよいか?
調べるものの数が爆発しないようにする
漫然と調べていると、調べるものの数が爆発して破綻します。
そのためには基準が必要です。
その基準は、
必要な範囲の、必要な詳しさの情報を集める
ことにあります。
その基準は、
アウトプットの基準から作ればよい
でしょう。読み手の要求に沿って、必要なこと、必要でないことを
導き出しましょう。制作する文章の長さから考えることも時には有用です。
(難しい場合は、必要なこと、必要でないことの片方だけでも
つかみましょう。)
例えば、読み手によっては、詳細な技術資料や議論、詳しい年号や人名などは省略されるべきで、詳しい資料を集めても仕方がありません。絶対に書いても仕方がない部分ならば調べる必要もありまません。ある意味「資料の深さ」に制限をかけられると考えてよいでしょう。
「資料の幅」についても同様なことが言えます。ある分野について広範な話をしようとしても、重要度などの面で序列ができます。そのすべてを書くことは、読み手の要求、紙幅両面からできないでしょう。こちらでも制限がかけられるわけです。
どこまでが必要なのかの見切りは難しいのですが、
グレーゾーンにあるものは調べ物の途中で
一応保存する程度の扱いとするとよいかも知れません。
断片的な情報に対処する
色々な資料から情報を抜き出すので、断片的になります(特にwebでは)。
全体像がないときに枝葉末節の情報を大量に調べるのはとても疲れます。
つなぎ合わせるための全体像を見つけたり作ったりすることは労力が要ります。必要な部品を探し回り、つなぎ合わせるののも一苦労です。
概略・全体像を見つける
その分野の基本的用語、全体像、メジャーな話や観点が出そろわないことを感じたら、
まずは概説を探してください
webよりも新書などを当たった方が早いことがあります。
書籍の目次だけでも価値があります。
これはwebで無料で見ることができることもあります
完全に全体のまとめが見つからなくても、
一部分のまとめを探してください
自力でまとめる場合には、大量の調査が必要になります。
可能な限りの資料を集め、自然にできるまとまりを探し出し、
自分の書く文章の目的に沿ってまとめてゆく必要があります。
(##この方法については長くなるので別の機会に書きます。)
断片的情報を組み立てる-各資料の違いを乗り越える
概説・まとめがある場合は良いのですが、
自分で組み立てる必要があることも多々あります。
目的の違う文章の差を乗り越える
色々な資料をあつめるということは、
色々な目的を持った資料を集めることになります。
各資料は、読み手や理解して欲しいことが違いうるのです。
その文章の目的を見抜き、詳しすぎる、難しすぎる部分を取捨選択する
色々な目的のために書かれたものを元に、
自分が書くものを作るのですから、
いろいろと資料のクセを揃えてやる必要が出てきます。
・目的によって詳しさが異なります。詳しさを揃える
概説の文章ではぼかして書いていますし、概説から詳細まで書いているものもあります。概説を飛ばして詳細の一部だけ書いているものもあります。
・難しさが違うので揃える
どの程度懇切丁寧に書いてあるかも異なります。上級者向けの文章には、入門者が飛び越えられないような論理のジャンプが入っています。逆に入門者向けのものはくどいぐらいに説明が成されています。この部分の調整も必要です。
表記の揺れを乗り越える
各資料で言葉の意味が違うので、どの意味で言っているのかはっきりしない、意味がずれていないかの検証もしなければならない。この辺りも疲れます。
用語辞典などを使って定義を選びます。その定義に従って各資料を解釈し直す必要が出てきます。調べたどの定義でも上手くいきそうにない場合には、自分で、自分の書く文章での言葉の定義をしておくことになるでしょう。
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