結論から言うと、動機に関わらず行動するのが、結局一番楽です。反対にモチベーションを実行時にいじるのが一番マズい。始めるのは遅いし、継続的でなくなります。どうするかというと…
方法: 自分を 計画する方と、実行する方 に分ける
喩えていうならば、一人で上司と部下、指揮官と兵士をやるという方法。
どこかの上司さんは、「私命令する人、あなた実行する人」と言っていたらしいですが、至言ですね。
ラフに言うならば、計画する方とバカになって実行する方に分けるということです。
双方に共通すること
実行力を持つことに誇りを持つこと。
「私は実行力を持つ人間だ」ということを自慢にして良いと思います。
計画する側のすること
十分時間をとれるときに、しっかりと中長期の計画を立てます。
(実行側は考えている時間が十分にとれないと考えるべき)
- 大局の把握
- 現況の把握
- 大小の目標(成功目標・失敗目標・副目標など)
- 優先順位
- 行動規範
- 注意点など
を決めます。
計画のアップデートをすることも。
動機・感情的なことは、ここで盛り込んでおきます。実行時ではなくて。
実行する側のすること
- 計画に従って実行する。
特に、目標に忠実に実行する。
(ここをグズグズにすると瓦解します。要領をかまそうとするのが大人ですが、忠実に実行するのは強烈な実行力をもたらします。また柔軟な対応ではなく単に忠実でない行動は、計画を無駄にするのと何ら変わりのないことです。)
- 計画に関係のないことに拘泥しないこと。
(乱暴に言うなれば、他のことを投げ捨てること。ちなみに身を入れて仕事や勉強に取りかかる方法…簡単。諦める。特に疲れる、好きか嫌いかを諦める。ただ単に実行できるということほど効率的な仕事の始め方はないでしょう。)
- 実行結果を持ち帰り、報告する。
メリット
- 動機を見つけずに行動してしまえるので、実行時に行動が猛烈に速くなります。
(実は計画側なしにただ単に実行するという習慣だけをもっていても、かなりオイシイです)
- 実行時に迷いのない行動がとれます。
- 実行時に目標以外のことを切り捨てられるので、自他のネガティブな感情的な言葉などを無視できます。
- 頻繁に動機について考える必要がなくなります。
- しっかりと価値ある計画を立てておくと、計画を破棄しづらくなります。
(補足: 考えるのにはコストが必要。例えば状況把握にも時間がかかる。しっかりと価値のある計画を練ったら、感情的にそうそう捨てることはできないはず。)
ちなみに、行動力がゴミクズになる方法は…
- テキトウに計画。
- 行動するときに小賢しい。その時の満足に走る。
バカになって行動すると書いたのは、行動するときに小賢しくなるな、ということですね。
補足説明 – 実行時に動機のことを考えない理由
行動力の重点
行動力の重点には、
- 取りかかりの早さと、
- 一貫した方針での継続
があります。
理由は明白。グズグズしてても始まりませんし、散発的では意味がないです。
モチベーションと継続性について
モチベーションというのは不安定で、これが行動の基礎に噛むと行動力がぐらつきます。
比較してみると簡単に分かります。
- 固定した基礎から導かれる物→いつも同じ
- 変化する基礎から導かれる物→変化する可能性がある
モチベーションを基礎とすれば一貫した行動がとれないのは明白でしょう。
大なり小なり、気分屋と変わらないのですから。
あと、動機について考えたり思いあぐねたりするのには時間を食います。
このあたりが行動時にモティベーションについて考えない理由ですね。
(##方向転換や、効率については今回取り扱いませんでした。またいずれ。)
Similar Posts:
- 【行動力】文句を言わない方法
- 【行動力】覚悟の決め方、盲点は「諦め」
- 【行動力】イライラ、現実逃避、なげやり、やる気がなくなっているとき
- 【行動力】与えられた目標とは別に、自分の目標を立て直すこと
- 【行動力】悪癖が身につきやすく、なかなか治らない理由