まとめ
- 難しい表現でも分かる
- 口頭の説明でも分かる
- 早口で話されても分かる
- ●分かりやすい表現に頼らなくても分かる
- →情報収集力UP
易しい文章や図解がもてはやされているが、そういうものを作るのにはコストがかかる。従って易しいものの数は少ない。易しい表現のものしか読めないのならば、情報収集の幅は当然狭まる。
書くというのは話すよりもコストがかかることが多い。従って説明等はしばしば口頭で行われる。書いてもらわないと分からないというのはこれも情報収集の幅を狭める。
話は変わるが、日本語のリスニング能力もかなり個人差がある。日本語の聞き取り能力なんて日本人ならば差異はないと考えるかもしれないが、そうではない。例えば子供、青年、中年、老人を比べれば差は歴然としている。テレビドラマは万人に聞き取れるように非常にゆっくりとした台詞回しになっているが、専門性のある情報番組になるとそのスピードは上がる。
話を元に戻すと、ものすごいスピードで話や議論をされると聞き取れないというのであれば、情報収集の幅は狭まる。
読み手・聞き手には易しい表現は理解・吸収の面で利がある。反対に書く側・話す側のコストは増大する傾向にあり、結果的に出てくる情報は遅くなり、少なくなる。
易しい表現に頼るということは、このデメリットを受け続けるということだ。
どんな難しさの文章でも読める、聞けるのであれば、この足かせを外すことができるという訳だ。