大学のレポートの課題なんかで、「論理的に書け」なんてぶっきらぼう書いていることがあるけど、論理的って何のことかをはっきりと教えてくれないよね。
よくいわれる「論理的」って何だろう?
結論から言うと、
結局論理的思考は、
フィーリングの類を排除しようね
ということと同義と思っていい場合が多い。
具体的には、こんなものがある*:
- 何となくそう思う
- 妄信 – 「こうに違いない!」
- 希望的観測 – 「こうなったらいいな!」
- 慣れで出たもの – 話の流れで自然に、なんとなく出てくる結論(?)
- おおざっぱなたとえ話 – 「コンピュータウイルス? 風邪みたいなもんだよ」
- 歴史上の出来事のおおざっぱなコピー – 「TPPは平成の開国だ」
とりあえず、このあたりのアヤフヤなことは論理的とはいえない。
論理的であるための最低条件は?
まず、言いたいことの理由・理屈の連鎖があること
結果だけ述べているのでは、説得力ゼロです。
AだったらB、という話をもっと細かい、確実なステップに分けること。
細かなステップに分けていると、読む方(聞く方)は一歩一歩確かめていける。
そうでないと、なぜそんなことが言えるのかハッキリしないので読んでる(聞いてる)方は困る。
ちゃんと確かめられる理屈の連鎖を作らないといけない。
「こうだから、こう。そういうわけでこうなって、だからこういう結論になる」
というように。
もちろん、その理屈の連鎖が正しいことが求められる。
結果だけではなくて、理屈の正しさも必要
補足
- 例えば、「強者の論理」という言い方があるけれども、これは「論法」を意味している。
- 数学やコンピュータでいう論理(形式論理)ほどの厳密さを指しているのではない。