中越戦争について調べていたら、ベトナム兵は自己犠牲の精神をもって、人海戦術をとる中国共産党軍と戦って勝ったそうな。ベトナム戦争でアメリカが放棄した武装が使えたのもあるだろうけれどもね。
実際に自己犠牲の精神を発揮したかはともかく、自己犠牲の精神をもって戦うほうが強いのは当然。はて、他のものでも犠牲にして戦えば強くなりそうですよね。当然ですな。でもこの当然のことを、みんなはやらない。体力とか、安楽とか、リラックスとか、娯楽とか、体裁とか、そういうものを必至につかんだままもがく。
なんだろうね、何かを犠牲にすると力が手に入る…という話をしたいんだけどね。体力を惜しんで仕事や勉強がジリ貧になっている人なんかを見ると、犠牲の精神がないというよりはむしろ、「りんごをつかんだまま必死になって手を抜こうとする猿」になっているんではないかと思ったりする。
りんご握りしめるの止めたら手は抜けますよお猿さん。ダイエットの方法調べるよりも、とりあえず走り込みましょう奥さん。美味いもの食って楽して痩せませんよ。良いゴルフクラブ買うよりも練習ですよ部長。クラブで上手くなるならプロが買い占めてますよ。眠気や娯楽をポーンと投げ捨てると平均的な人間の最低10倍ぐらいは勉強できますよ。嘘じゃないですよ。
まあひとことで言うと、
難しいことをやるためには、余計な条件を諦めろ(犠牲にしろ)
+とりあえずとっととやれ
ということなんだけど、できない人に限って楽してうまくなろうとか、裏技攻略的なことばかりに力を費やすんですな。みんながこだわっている日常の楽しみなんて捨てても死にゃしませんよ。そんなものポコーンと蹴飛ばして、やりたいことができる方が楽しいですよ。生活もさっぱりするし。
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