あるまとまった考え。
思想は証明されたり、検証されているとは限らない。
ここが大切。
■思想は正しいとは限らない、思想は正しさを保証するものではない
思想には、信念がまとまっているだけ、といったたぐいのものもある。
ある程度の実証性を持っていても、整合性を持っていても、やはり正しいかどうかはわからない。
ある集団や多くの人が信じている思想というのは、時々正しいこととであるかのように強制されるときがある。
でも、正しいかどうかとは関係がない。疑ってしかるべき対象。
集団で信じるに足る存在だと言われても、何の証明にもならない。当然だよな。
■特に名前のついていない思想も身の回りにある
個々の例は挙げないが、
「こうあるべし」
「これこれこういう《理屈》がある」
というものを見かけたら、ああ、それは思想かもしれない、と
思ってかかるべし。
学問的に見えても、ビジネスのツールに見えても、実は思想である、というものはたくさんある。
何かを信じるのではなく、とことん考えて物事を処したいのならば、
安易に思想を信じてはいけないし、知らぬ間に思想に染まってもいけない。