この世で人間がなすことというのは、ほとんどは額面通りにはゆかない不完全なものである。つまり、ケチをつけようと思えばいくらでもつけられるものである。
肝心なのは何かをして良い方向に持っていこうとすること、価値ある行動をすること、そのために必要な条件を満たすことであって、完全無欠であることではない。
人間はしていることと言っていることを完全に一致させている暇はない。
多少の過ちは無視しても目標をある程度成就するためにうまくやるために事を運ぶべきなのに、揚げ足取りをして転覆を図るのはそもそも目的を見誤っている。正しい指摘でかつ有用でなければ、ただの邪魔ものである。
確かにデタラメをやる人間を抑え込むためには文句を言うべきだが、そうでない有意義な行動をしようとする人間にまで文句をつけるのは馬鹿げている。自分の非を認めないために文句を言うなんて馬鹿げているの極地だ。
#揚げ足取りなんて対処するまでもない。価値ある目標に向かう気がないのかということを詰めていけばいい。それだけ。