【言語技術】文章とイメージ(想像していること)の関係は2つある

書く

区別: 文章の字面と、文章を読んでいる時に想像するイメージは相互に関係している。関係の仕方には二つある。

イメージ作りあげてゆく。字面から断片的なイメージを組み上げてゆく

イメージ操作する。既有のイメージの変化、抽出、区別、関連付けなど。

 

応用: 既有のイメージを操作する本は、読むのも書くのも容易いことが多い。難しい本にあたったら、イメージを作るのが難しいのか、イメージの操作が難しいのか考えること。

応用: 分かりづらいコンピュータの教科書の犯しているミスの一つとして、著者の経験に基づいたイメージを仮定して、イメージを作り上げる作業を飛ばしている。経験とイメージを仮定してイメージを操作し続ける、というものがある。

応用-難しい数学の本を読む: 厳密性を追求している数学の本には、読者がイメージを自分でつくり上げることを前提としているものもある。自分で関係性や例、問題、有用性を導き出したり発見しなければ読み進めることが難しくなる。

 

文章の要素には、大きく3つに分けることができる:

  • 主題: 言いたいこと
  • 詳細: 分析、理由、分類、敷衍 など
  • 近接: 例、比喩

この中で、近接というのは、既に読者が持っているイメージを利用することだ。

イメージを作成する方は、近接を使用するとは限らない。

(細かな描写を続ける、練習問題を通じて作り上げるなどがある。)

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