しっかりした文章は、多くの人に長く読んでもらえる強度を持った文章といってよい。
しっかりした文章を書く第一歩は、この二点を意識するところから始まる。
#分かりやすさや読みやすさではなく、広く誤解がなく通じるかに注目。
しっかりした文章とはどんなものか、イメージ作りをしてみよう。
まずは、この辺りを見てみますか。
授業中の学生のメモ、学生のノート、先生の授業ノート、教科書
この違いは何だ?? はっきり言うとなんだろう??
- 授業中の学生のメモ: しばらくの間、あなた個人が分かればよろしい。
- 学生のノート: 年単位で、あなた個人が分かればよろしい。
- 先生の授業ノート: 年単位で、クラスにいるみんなに分かればよろしい。
- 教科書: 10年を超える単位で、どこの誰かわからない人みんなに分かればよろしい。さらには変更がほとんど効かない。
こんな具合だ。
読者範囲と、読まれる年数に明確な特徴がある。
#教科書が善でメモが悪、などではない。コストに応じて使い分け。
#また、対象範囲が広いものは分かりづらくなる傾向もある(あくまで傾向)。
さらに例を投入しておこう。いや、問題か。
どの範囲の人に、どのくらいの間、誤解なく読まれなければならないのか??
それを考えてみてほしい。
- 1000年の風雪に耐えた著作
- 晩御飯の買い物メモのメール
- ベストセラー絵本
- ギャグ漫画
- 家電の取扱説明書
- あなたの書いているもの
文章・その他表現を見る度に、どの範囲の人に、いつまで伝わるかを意識するようになると、文章表現の硬さはぐっと増す。
補足→
補足: どの範囲の人に誤解なく伝わればよいのか、を考えれば十分。
「時間と人両方を考えて、どの範囲の人に、いつまで通用するかでしょ??」
と言われそうだけれども、
今日のあなたと、明日のあなたは別人です。
という観点から、
どの範囲の人に誤解なく伝わるか
を考えればよろしい。
#メモ書きや、プログラムのコメントなんかで、容易に実感できること。
#テキトーに書いたメモほど、明日の私、一週間後の私にはサッパリ分からないものである(笑)。
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