まともにものが考えられない、そんな状態に置かれたことはあると思う。
どのような状況を用意して、考えにふければよいか。
考えるためには、ふつふつと頭のなかに沸くことを利用して、
深く広く考えを巡らせることが必要になってくる。
そのためには、
精神的に「ニュートラル」な状態にあることだ。
そうでなければ、考えがあらぬ方向に偏ってゆくし、
思いついたことを否定してしまいがちになる。
ではこのニュートラルというのはなにか。それは、何かに突き動かされていない状態のことだ。
社会的・生理的・精神的に
何かがしたくて仕方がない、
何かをしなければならない、
ということがないということになる。
必要に迫られていたり、悩んでいたり、いらいらしていてはいけない。
気楽で落ち着いている状態に持っていかないと、自由な思索をするのは難しい。
心配事や気にかかることを排除するとよい。
精神的にニュートラルかどうかをテスト
この状況ができているかどうかを
テストする方法があって、
つまらないことを聞く、つまらない話をする
というのがある。
何かをしなければならない、というときには、
ある価値で裁断して、不必要なものを排除する傾向が出るので、
平然とつまらないことができないときには、何かが頭のなかにこびりついていると思ったほうがよい。