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【要点】価値とは、価値観とは

定義: 価値・価値観とは、物事に対する評価の集合。人が対面しうる全てのことについての評価の集合。全ての物事に対する、どのようなものを良しとし、どのようなものを悪しとするかの評価の集合

注意: これは非常に大きな集合だ。箸の上げ下げに至るまでの行動の仕方、物の嗜好、考え方の善し悪し、色形の選び方について、字の書き方、ゴミの捨て方、温度の善し悪し、時間の使い方、優先事項、整理の仕方、人の選び方など、人が感知しうる物すべてについての事物に対する評価の集合のことを指している。

用途: 価値観は、どのような選択・探索を行うのが良いかの指針となる。

例えば、教室を掃除した方が良いかどうかということを考えてみよう。その結果どのようなことがどんな結果を生むか正確には分からない。綺麗になるが、掃除の時間のせいで勉強時間が減るかもしれないし、掃除中にケガをするかもしれないし、未来のことが正確に分かるわけではない。しかし、掃除した方がいろいろよい結果を生むだろう、悪いことはあまりないだろうという見通しを立てて、教室の掃除にある程度の価値を置くわけだ。価値を決めておくと、次から教室を掃除するか否かを考えるときにはこの価値の置き方に従って行動することになる。

人は時々刻々と選択を行うが、どの選択が最良となるかを厳密に知っているわけではない。ほとんどの場合にはどのような選択をするべきかの実用的ながら、テキトウな指針をもっているに過ぎない。例えていうならば、目的地のビルまでの道程を知っているわけではなく、交差点ごとにビルに近づくかどうかという基準を当てはめて道を選んでいるのに過ぎない。価値観は道筋をすべて知ることではなく、道の選び方の経験則の塊のようなものだ。

一般に、選択、探索では最良の結果を厳密に求めることができないことは多々あるので、必ず当たるとは限らないが比較的うまくいく指針が必要となるのだ。

性質:

  • 価値がないとされるものは捨てられる。物であれば文字通り捨てられるし、選択肢であれば選ばれない
  • 個々の価値観は、やることに応じて向き不向きがある。うまくいくいかないかはその価値観によるということだ。
  • 価値観は状況に応じて切り替わる部分もあれば、そうでないものもある。しかし一人の価値観を大規模に変えてしまうことは、さまざまな問題を生む。今までうまくできていたことができなくなることもあるし、対人関係でもうまくいく人いかない人が大きく変わりうる。
  • 価値観は他から継承されることもある。大部分は継承される。
  • 価値観は他人から継承される部分も多いが、自分で変更することができる。意識してうまく変更することができれば、やりたいことをうまくできるし、対人関係も望む形にもっていくことができうる。
  • 価値観はうまくいくかどうかといった程度の差しかなく、特殊な場合を除いてはどれが最良の価値観かどうかということは決められない。価値観自体に得手不得手があるし、どのようになって欲しいかということにも依存する。
  • 価値観は刻々と変化しうる。対峙するものに対して大きく切り替わることもある。
  • 複数の人の間では価値の対象が共有されていないと、価値観の共有やすりあわせそのものができない
  • 対人関係においては、うまくいく価値観の組合せとそうでないものがある(必ずしも、同じだからうまくいくという話ではない)。極端に違う価値観をもつ人同士は、この世のさまざまなものに対する価値づけが異なるため、まさに「別の世界の人」といった関係になる。同じ世界を見ているとは思えないほど異なる言動をすることになる。

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