【対人】ずっとうまくいく人間関係のために使える、とあるチェックリスト

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お互いにうまくいく人間関係が築ける、その条件は色々だけれども、あまり長いスパンの時間のことを考えていないのではないかと感じる。

同じように成長してゆける相手というのは、たまに聞くフレーズだけれども、じゃあどう同じように成長してゆければいいのか良いのか、目安がない。そもそも同じでなければならないのかどうかもちょっと怪しい。ずっと一緒にいる場合は除いて。

そんなわけで、チェックリスト(というよりは考える材料のリストか)になりそうなものを考えたのだけれども、自分で作るのは面倒だなと思っていたら、「発達課題」という用語を思い出した。

「発達課題」はハヴィガースト、エリクソンあたりの心理学で出てくる用語。教育に関わるもの。成長に関わるもの。どの年齢時期何ができるようになると健全に発達するか、ということがリストになっている。

(Google検索: ハヴィガーストの発達課題)

 

このリストは興味深い。

誕生から大人になるところまででリストが終わらない。死ぬところまである。

(ここでいう発達とは大人になるというのではなく、生涯にわたる変化という意味だから当然といえば当然だけれども)

 

発達課題の正規の使い方ではないけれども、

どの人と、どの時期に、どんなことが原因でかみ合わなくなるか

を考えてみるためのチェックリストにも使えるんじゃないかな。

#リストに網羅性があるからだな。

 

リスト: ハヴィガーストの発達課題/概略

幼児期(0~5歳): この時期の発達課題は以下の通りである。生理的安定を得ること、固形の食物をとること、排泄方法、性の相違に関することの習得、歩行などの基本的身体的技能の獲得に加え、基本的な社会性に関することの習得。話すこと、両親や兄弟姉妹等との関係から情緒的結びつきを学ぶこと、社会の事物に関する単純な概念を形成すること、物事の善悪についての感覚(道徳性)を得ることや良心の獲得。

児童期(6~12歳): 児童期における発達課題は、普段の遊戯に必要な身体的技能の学習、成長する生活体としての自己に対する健全な態度を養うこと、友達と仲良くすること、男子として、また女子としての社会的役割を学ぶこと、読み書き・計算の基礎的能力を発達させること、日常生活に必要な概念を発達させること、良心・道徳性・価値判断の尺度を発達させること、人格の独立性の達成と社会の諸機関や諸集団に対する社会的態度を発達させることである。

青年期(13~17歳): 青年期の発達課題は、同年齢の男女と新しい関係を作ること、身体の違いや男性または女性としての役割の違いを受け入れること、自分の身体の構造を理解し身体を有効に使うこと、両親や他の大人から情緒的に独立すること、職業を選択し準備すること、経済的に独立すること、結婚と家庭生活の準備をすること、市民として必要な知識と態度を発達させること、行動の指針としての価値や倫理の体系を学ぶことがある。最も重要なことは、人生観をもつことである。

壮年期初期(18~30歳): この時期においては、配偶者を選ぶこと、配偶者との生活を学ぶこと、第一子を家族に加えること、子供を育てること、家庭を管理すること、職業に就くこと、市民的責任を負うこと、適した社会集団を見つけることなどが発達課題として挙げられる。

壮年期中年期(31~55歳): この時期においては、大人としての市民的・社会的責任を達成すること、10代の子供が責任ある幸せな大人になるように援助すること。一定の経済的生活水準を築きそれを維持すること、大人の余暇活動を充実すること、自分と配偶者とが人間として結びつくこと、中年期の生理的変化を受け入れ、それに適応すること、年老いた両親に適応することが発達課題となる。

熟年後期・老年期(56歳~): 老年期においても、発達課題が存在する。それは、肉体的な力と健康の衰退に適応すること、引退と収入の減少に適応すること、配偶者の死に適応すること、自分の年頃の人々と明るい親密な関係を結ぶこと、社会的・市民的義務を引き受けること、肉体的な生活を満足に送れるように準備することである。

 

 

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