【論理】【例題】血液型占いは非科学的だ!!←非論理的説明が多すぎ。徹底的に見てみるか

「人間を血液型で4分類できはしない。
だから、B型の人間の性質などというものは非科学的だ。」

…は非論理的だ。

#というよりは間違いまくっている。

 

巷で言うところの、「論理的」…飛躍なしに、確かな推論でつないで結論に至ること、

ということにすら反している。

論理の大ジャンプだ。不合格。

 

ダメ押ししておくと、

  • 人間を血液型で4分類できはしない←人間の何を?? 血液型で4つに分類すること自体はできるぞ。人類。
  • B型の人間の性質などというものは非科学的だ。←B型の人間に共通する性質が存在する、ということか??

論理の飛躍以外に、頭の中にあるものを十分な言葉を費やして説明するということができていない

対象を詳細に記述すれば、推論に必要な性質がより多く出てくる。

舌足らずな議論は、この愚を犯していることがままある。

 

文章の明確さを上げてみるか。

「人間を血液型で4分類できはしない。
だから、B型の人間の性質などというものは非科学的だ。」

の文章構成もかなりの混乱がある。

今仮に、これを3つに分けてみよう。

  • 人間を血液型で4分類できはしない。
  • だから、B型の人間の性質などというもの
  • は非科学的だ

良心的にこの文章を読みつつ、補足して書き下してみると、

  • 人間は血液型により4つのグループに分けることができる。(事実)
  • 各血液型に対し、そのグループに共通している性格上の性質はない。(例外を発見することで証明できる)
    • 補足: 4つの血液型の人間を、性格上の性質により分類するのであれば、上記のことが必要になる。
  • だからB型の人間のグループに共通している性格上の性質はない。(上のことの個別化)
  • B型の人間のグループに共通している性格上の性質があるというのは「非科学的」だ。

#性格という言葉の曖昧さには今回目をつぶっている。

非科学的という言葉はかなり広い意味でつかわれるので、ここではこの文の意味を随分とぼかしてしまっている。

単純に、偽である、間違っている、と言えばよい。

  1. 各血液型に対し、そのグループに共通している性格上の性質はない。
  2. だからB型の人間のグループに共通している性格上の性質はない。
  3. B型の人間のグループに共通している性質があるというのは間違っている。

これでよいのではないかと思うかもしれないが、冗長。3. は 2. とほとんど言っていることは変わらない。

さらには、1. の方が容易く導けて、2. を直接導く方が難しいのか?? 2. を直接導く方が簡単なのならば、1. は冗長。

 

大きなことを言いすぎると、確かめるのは難しくなるということ

はて、単に、

  • B型の人間のグループに共通している性格上の性質はない。

を示そうとすると、これは結構厄介だ。上の文をパラフレーズしてみれば分かる。

  • どんな性格上の性質に対しても、それはB型の人間のグループに共通していない。

この手のことは証明しづらい。「悪魔の証明」になりがちだ。

「すべての性格上の性質」について、個々に否定して回ることができないというアレだ。

 

そもそもこの主張を書いた人は、(おそらく)このような一般性のある主張をしているわけではない。

主張が「大きすぎる」のだ。だからせめて、

  • 私の知る限り、B型の人間のグループに共通している性格上の性質はない。

と書いておくべき。

#デカいことを言おうとすると、大体論理的とは言い難いことになる。

Similar Posts:

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です