難しい漢字をひらがなで表示するのは非効率的

書く

一時期からテレビなどのメディアで、難しい漢字を平仮名で表示している。

ひどいものになると、「子ども」というように混ぜ書きをしたりする。

 

漢字のメリットはひらがなよりも意味が分かりやすくて、

読む速度を上げるという点。

#出現がレアな難読漢字を除く。

 

ひらがなのメリットは漢字よりも簡単に書けるという点。

学習のコストもより低くてすむ。

 

はて、文字を書く頻度と、読む頻度はどちらが高いか?

いろんなケースがあるけれども、

おそらく読む方がより頻繁になるケースの方が多いのではないか。

従って、難しい漢字は読めるようにはしておく、というのが効率的なやり方だろう。

#読み手書き手のトータルのコストを考えるのであれば。

 

まあこの推測が当たっているかどうかはともかく、

何度も読まれる文章ほど、多くの人に読まれる文章ほど、

漢字で書いたほうが、読み手と書き手のトータルのコストは下がる

だから、多人数の人に見せることが確定している文章、

特にテレビなどのマスメディアなどで露出する文章は、

漢字をひらがなで置き換えることを避けるべき。

 

あと、漢字を勉強せずにすませるというコスト削減は、あまり徹底したものじゃない。ひらがなで書かれてると語義が分かりにくいので、ひらがなで書かれた部分の漢字を調べるか、言葉の意味を調べるかするという手間が発生しうるからだ。

漢字の意味から語義が推測できるのは効率のよい話。

 

もちろん、漢字からの語義の推測がいつもできるわけではないし、正しい訳でもない。しかし、単純に漢字と熟語の数の比率だけを考えると、

漢文学習・読解情報を一層強化; 最新の現代漢字情報に完全対応; 日本語漢字情報の強化. 収録親字数1万2千5百、JIS第1水準~第4水準の1万50字すべてを収録。伝統的な部首配列。 総熟語数8万 (漢辞海 第三版 – 三省堂)

とあるから、熟語の長さの平均を3と仮にすると、覚えた漢字の3倍弱の熟語を推測できうる…というようなことになる。

#ラフな話。

 

 

 

Similar Posts:

タイトルとURLをコピーしました