体裁の整っていないレポートは、
礼儀や常識に反するという以外の問題がある。
書き手同様、読み手にもコスト(時間や労力)がかかるので、
気遣いをするのは当然、という点もあるが、
何よりも文章の信頼度に関わるのだ。
最悪の場合、読んでもらえなくなる。
1. 完全に近く精読するのでなければ、文章の信頼度に沿って文章を読む。
これはよくあることで、論文を読むような時でも変わらない。
2. 表記の揺れや、テキトウに見える部分があると、文章の信頼度は下がる。
3. 読み手がもつ文章の信頼度が下がると、疑いながら読むという姿勢が出てくる。
4. 疑いながら読んでいる読み手のコストの限界に達すると、
その文章は読まれないか、テキトウな評価が下されるか、
下手をするとゴミ箱に投げ捨てられるハメになる。
レポートの体裁は、最終目標である読んでもらえて、評価を下させることを焦点に考えるべき。
#読ませる文章から、読んでもらう文章になり、読んでもらえない文章になるわけだ。
#書き手が大人に近づくほど、慈悲心を持って読んではくれなくなる。
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