【知識】【思考】知識や考えることが、役に立たない理由→大雑把、根負け、知識が少ない、具体的なことに偏重 etc.

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「考えても仕方がない」

「知識なんて役に立たない」

そんなことはなくて、

知識と考えることについての技術が不足しているだけ。

 

非常に気になる点を6つ挙げた。

  • 問題の表現などが大雑把 → 答にたどり着かない、答も大雑把
  • テキトウな推論 → 長い論理の鎖が作れないので答えにたどり着けない etc.
  • 気合が足りん → 答えにたどり着くまで、十分に考えられない
  • 知識が足りない → 知識を導く手数が少ない、知識の相互連携の恩恵を受けていない
  • 具体性の高い知識に頼っている → 適用範囲が狭く、陳腐化しやすい。役に立たない知識が増える
  • 抽象的な知識を少ししかもたない → 必要な部品としての知識が足りない

 

 

問題の表現などが大雑把→答にたどり着かない、答も大雑把

詳細、分類、定義などがないと、問題の表現が大雑把になる。

ことに、分析-詳細に立ち入らない、問題を分類しない、まともに場合分けもできていない、定義が大雑把な考えは無力。無駄。細かく問題や定義を見ておくと、そこにつかむべき性質(これは即ヒントや手がかりになる)が出てくる。問題の範囲や種類もはっきりして、考えやすくなる。

漠然とした話をしていても仕方がない。

例: コンピュータは賢いか…大雑把→コンピュータとは何か。機械であり、ある程度自動処理でき、高速処理ができるものであり…と定義をしっかりしてゆくと、機械であれば、人のように体調に左右されて間違いを犯さない、自動処理できるということは…というように議論が進む。また、コンピュータといっても種類がある。それぞれの種類でどんなことがいえるか。そもそも賢いとは何なのか。このように細部に入ってゆくべし。

一般性のある議論をするときには、問題をある程度以上具体化することで手がかりを増やさないと、

  • 漠然とした結論しか出ないか
  • 感情的・感覚的な結論に達するか、
  • 議論する双方がいる場合には平行線をたどる

というような結果が待っている。

#具体化する=現実の問題に近づく、ではない。詳細情報をもつようにするということ。

 

テキトウな推論→長い論理の鎖が作れないので答えにたどり着けない etc.

地味でつまらなく感じても、細かく筋道だてて部分的な結果を積み重ねないと駄目

論理の鎖は短くて済む、とは限らない

テキトウなものはそもそも積み重ねられない。瓦解するだけ。

#精密な知識を拾ってきて、大雑把な適用をするのも駄目。

 

気合が足りん→答えにたどり着くまで、十分に考えられない

自分で思い描く、ある程度の一定時間内で答えが出るわけじゃない。

ちょっと考えただけで役に立たないと音をあげても仕方がない

一般に、考えて結果が出るまでの時間の上限はない

そもそも、考えたら答えが出るとは限らないということを知るべし。

 

知識が足りない→知識を導く手数が少ない、知識の相互連携の恩恵を受けていない

何かの問題に即効性のある方法などの知識を除けば、

基本的に知識は「部品」である。

例えば、問題の解決、物事の把握などの際に、さまざまに部品としての知識が使われていることは分かるだろう。

 

また同時に、知識は相互に連携し、相乗効果をもたらす。

数少ない知識というのは、そもそも役に立ち辛い。

 

具体性の高い知識に頼っている→適用範囲が狭く、陳腐化しやすい。役に立たない知識が増える

まず、より具体的な知識は、より大きな部品であり、より具体的な知識は使い回しが難しい。

 

具体性が高い知識の方が、細かい部品的な知識を組み合わせずに済むので、

即効性があって楽そうだが、陳腐化しやすい

ある程度、使い捨てのものだと思ったほうがいい。

 

#具体的な知識は、学んでは陳腐化するので、大量の知識の相互作用の恩恵を受けづらくなる。

#具体的な知識も必要ではある。

#具体的なものから経験を得ようとするならば、そこから抽象的で一般性のある知識を引き出すべき。

#陳腐化したら、そこから他に応用の効く抽象的な知識を取り出すと吉。

 

抽象的な知識を少ししかもたない→必要な部品としての知識が足りない

より抽象的な知識を使って考えるということは、

より細かな部品としての知識を使うことにほかならない。

従って、より大量の抽象的知識が必要となる。

 

少しの抽象的な知識をもって考えても、役に立たない。

 

#幸い、抽象的知識は他への使い回しが利きやすいので再利用が効きやすい。

#従って、知識のストックが利きやすく、、大量の知識の相互作用の恩恵を受けやすくなるので、

#積極的な抽象的知識の吸収をお勧めしたい。

 

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