Category Archives: 考える

気にすることが増えると頭回らない/疲れることを気にする

単純な話で、他のことを気にするほど頭は(思ったよりも)働かなくなる。

人間は日常的に色々なことを気にしている。
今日の晩飯の話、収入の話、明日の話、将来の話、知り合いとの関係、健康や体調、細かすぎて明確に意識できないようなことからくるモヤモヤとした感覚、など様々だ。

知識が沢山あるから考えられない、というのも少しはあるけれども、それよりはるかに「気にしていることが多い」のは頭からリソースを奪う。

疲れるかもという不安も、結局頭からリソースを奪う。そういう意味では、目的を見つめているバカになっているべき。年をとって体力がなくなると言う前に、疲れることに対する恐れや不安が先に伸びているのかもしれない。

有ると幸せになるもの、について考えることは多い。(商売の宣伝のせいかね。)
でも、なくても幸せになる、について考えることは少ないようだ。

金も労力もかけずに幸せになる、というだけではなくて、頭のなかがすっきりするんだよ。

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【分かり易さの罠】研究者は分かり易く解説すべき、に対する反論

■結論: 研究者には研究者の本分があるから説明能力は補助的なものに留まる。その度合は分野による。

1. 研究者に限らず、何でもかんでも分かり易く表現することが可能なわけではない。それは無理であり、盲信である。

2. 部分的には、研究者も分かり易く表現することが望ましい。しかし、それはどの分野かによってその度合は異なる。

3. 研究者が解説に使える労力は、解説者よりも制限されていると考えるべき。それぞれの職分というものがある。研究者の言葉が分かりづらいのは、彼らの職業的理由から来ているものである。分かり易く伝達するだけが、言葉の機能ではない。確かな知識を生む難しい言葉も必要である。解説者の言葉の源となっているのは、これらの硬くて無味乾燥に見える記述なのだから。研究者は知識を生み出すことに言葉を使い、その翻訳は高コストであるか、不完全な結果に終わるのがしばしばである。

(さらに…)

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【思考】【情報収集能力】分かり易さの罠

■分かり易くするには、難しいことを噛み砕いたり、散り散りになった断片情報を編集して始めてできること。従って、分かり易い説明や解説に依存している人は、物事を分かり易くすることができない。

■分かり易い解説等を作るのには時間気力体力などのコストが余分にかかる。

■分かり易い解説等は比較的高コストであるため、すべての情報は分かり易くはできない。従って、分かり易い情報以外に手がつけられないのであれば、情報収集範囲が下がる。分かり易い解説が出るまでには時間がかかるので、情報入手速度が低下する。

■物事を分かり易くする際には、善意(細かい部分や難しい部分を端折る等)もしくは悪意(故意の誤誘導等)による嘘が出る。整理等をすることで内容を変えることなく分かり易くすることが出来る場合もあるが、少なからず、否、圧倒的大多数の分かり易い説明において、元の内容は失われるか、改変されてしまう。

 

誰しもすべての分野のプロフェッショナルになることはできないから、分かり易い解説は有難い。読む側のコストを下げることで皆が受けられる情報量が増えるのは歓迎するべきことではある。また書く側の人間に対して読む側の数が十分に多い場合には特に、分かり易くすることはコスト面でのメリットがある。

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【思考】勤勉なバカ、頭の回転の速いバカ→すぐに思考停止して出来た気になる

小利口で勤勉、頭の回転が速そうだけれども昆虫みたいな思考しかできない人間っていますよね。

それ以外にも、正義や利益を振りかざしているけれども、やっぱり馬鹿なんじゃないの?? と思わざるを得ない人に時々出くわしますね。いつも言っていることはそう間違ってはないし、善意にあふれる行動が多い、でも、やっぱり根本が見えていない馬鹿じゃないかと思うことが。

彼ら・彼女らは、すぐに

  • 社会のルール、
  • 分かりやすい利害、
  • 道徳や倫理、
  • みんなが信じていること、
  • 個人的な信念、
  • 誰かの思想

…を持ち出して、話をそこに帰着させて、話の決着をつけようとするんですな。

こういう人間は、まったくもって賢くない
なぜか?? (さらに…)

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【思考】読解能力とリスニング力UP→情報収集力UP

まとめ

  • 難しい表現でも分かる
  • 口頭の説明でも分かる
  • 早口で話されても分かる
  • ●分かりやすい表現に頼らなくても分かる
  • →情報収集力UP

易しい文章や図解がもてはやされているが、そういうものを作るのにはコストがかかる。従って易しいものの数は少ない。易しい表現のものしか読めないのならば、情報収集の幅は当然狭まる

書くというのは話すよりもコストがかかることが多い。従って説明等はしばしば口頭で行われる。書いてもらわないと分からないというのはこれも情報収集の幅を狭める

話は変わるが、日本語のリスニング能力もかなり個人差がある。日本語の聞き取り能力なんて日本人ならば差異はないと考えるかもしれないが、そうではない。例えば子供、青年、中年、老人を比べれば差は歴然としている。テレビドラマは万人に聞き取れるように非常にゆっくりとした台詞回しになっているが、専門性のある情報番組になるとそのスピードは上がる。

話を元に戻すと、ものすごいスピードで話や議論をされると聞き取れないというのであれば、情報収集の幅は狭まる

読み手・聞き手には易しい表現は理解・吸収の面で利がある。反対に書く側・話す側のコストは増大する傾向にあり、結果的に出てくる情報は遅くなり、少なくなる

易しい表現に頼るということは、このデメリットを受け続けるということだ。

どんな難しさの文章でも読める、聞けるのであれば、この足かせを外すことができるという訳だ。

 

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【社会】盲目的な「きっちりするのは善」という風潮は社会を停滞させている

揚げ足取り、文句言いというレベルでなくとも、「きっちりすることはいいこと」ということに盲目的な風潮は、現在の日本にははびこっている。質の追求や改善という言葉で思考停止している人間のなんと多いことか。

きっちりと物事を進め悪いものを潰していくだけで、物事が常に前に進むという考えは完全に間違っている。完成度を上げることには良い面があるし、あまりにもデタラメなものは淘汰されるべきだろうが、だからといってそれを錦の御旗のように掲げていればよいものでもあるまい。

一般に、ある方法に固執するということ自体が停滞を生むが、この「きっちりすることはよいこと」に対する盲目的服従も、同様に大なり小なり社会を停滞させる原因となる。

新たな物事を打ち立てようとするときには、最初は完成度のことはあまり考えるべきではない。これは当然のこと。したがって、盲目的な「きっちりするのは善」という風潮は新たに価値あるものを生もうとする力を削ぐのだ。

盲目的な「きっちりするのは善」よりも価値あるものを生もうとするべし。

何をどうしたいのかを問い直して、既存の価値を打ち捨て、自ら望むものを打ち立てるべし。

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【思考】【学習】賢くなる調べものの方法→「地図・地名・ガイド・土地勘」から正確さへ

調べもののやり方を知っていると、思いつくままに調べるよりはずっとストレスを感じなくなる。無暗に検索するのは疲れますよ。

※調べものは考え事と同じで、探索行動。つまり迷うことに通じる。うまくやらないと疲弊するのは当然。

 

理想的には今から挙げるような順番で調べたいもの。

ただし、前人未到の領域などでは、得られないようなものもこのリストにはある。

 

■いきなり調べたいことの詳細に突き進んではいけない。周辺の状況を知ることが後々大きな力になる。

  1. 調べたいことがどの分野にあるか知る
    • 比喩:「どの国にあるか知る」
  2. その分野でカバーする範囲を知る
    • 比喩:「国の形を知る」
  3. 概説、概況、概観、入門用の説明などで、その分野の大まかな地図を手に入れる
    • 比喩:「何県があるか知る」
  4. その分野で出てくる単語をあらかた知る。これは意外に難しいときもある
    • 比喩:「地名などに目を通す」

■やさしい理解から、正しさの追求へ

  1. まとまった情報を探す
    • 《断片化した情報を避ける》
    • 比喩:「ガイドブック」(全域の)
  2. 解説や拡散(口コミなど)の二次的にできた情報を追う
    • 《分かりやすい表現や図などで、イメージ作りをする》
    • 比喩:「土地勘」
  3. 正確な表現を追う
    • 《明確な理解を作り上げる》
  4. 情報源を追う。吟味する
    • 《正しさを追求する》

なお、どれぐらいの詳しさでよいのか、どんな関連分野のことは不要なのか、という基準をもっていると、余計な調べものをして疲れずに済む。

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【言語技術】文章力を上げる簡潔明瞭で優れた文章の構成法【鉄板】

作文・レポート・報告書など、説明的な文章を簡潔でしっかりとした文章にするためのルーチンは、以下の通り。

 

文章構成のルーチン

  1. とりあえず、書き出す。
    • 頭の中にあるものを吐き出す。恥ずかしがったり、失敗やタブーを恐れずに書き出す
  2. 書きながら考える
    • 書いて、書いたことを見て思いつく、書く、の繰り返し。アイデア出しの段階
  3. 言いたいことを一つ一文で表して取り出す。テーマの選定。(要約しておくこと)
    • 出たアイデアの方向性が複数あるのはよくあること。そこから一つだけ言いたいことを選ぶ
  4. 3.で選んテーマの説明や理解に必要なパーツをそれぞれ一文で取り出す(要約しておくこと)
    • 主張したいことだけでは伝わらないので、説明や論拠、分かってもらうための例を取り出す
    • これらのテーマ以外の文章のパーツも、それぞれ簡潔に言い切って、単一の機能を持つようにする
  5. 言いたいこと(テーマ)、説明、例、比喩の役割に応じて組み立てる
    • 箇条書きにして、相互の関係を確かめる
    • その後に文章化する
  6. 記述が足りない部分は補足する
  7. チェックリストを確認する。まだ完成していないのであれば1.に戻る
  8. 余った文章のパーツは残しておく
    • また別の機会に役立つ。今書いている文章にすべてを盛り込まない。

チェックリスト

  1. 言いたいこと(テーマ)が二つ以上ないか?
    • (文章全体を要約して一文で表してチェック!!)
  2. 各段落の機能(言いたいこと、説明、例、比喩)と内容は二つ以上ないか?
    • (段落を要約して一文で表してチェック)
    • (各段落の要約をして、段落間の関係をチェック!!)
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【学習】無暗な棒暗記はバカのもと

 

理由は簡単。

  • ・知識と知識の関連付けが希薄→論理なり歴史なりの流れで覚えるほうがマシ。
  • ・↑の当然の帰結として、応用が効かなくなる。賢くならないと言ってもいい。

(関連のないバラバラの情報は役に立たん。関連がないと再び情報を引き出せない。考えること=情報を引き出すことと言ってもそう間違いはない。)

 

余談だが、R.ファインマンの本に、南米のエリート大学生に教えたけれども、学生が暗記ばかりをして鼻高々になって困る、というようなことが書いてあった。

(さらに…)

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【思考】【要点】定義とは何か。定義はどう役立つのか

定義とは、言語による対象の限定であり、同時にその名称を与えるものである。

数学等では対象すべてを含み、他の対象を含まないように定義はなされるが、

実世界における定義では、これらの条件を満たす定義をすることが困難な場合もある。

例: 「いじめ」とは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」とする。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。(文部科学省、平成18年)

 

代表的な定義の方法として以下の3種類ある。 (さらに…)

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